児童発達支援って何?療育なの?対象は?そんな疑問を解決!

療育

長男が年中の頃、療育センターの療育とは別に
児童発達支援という事業所に通い始めました。

いわゆる民間の療育を行ってくれる事業所です。

ここでは、通い始めた理由から利用方法などを
利用者目線で簡単にご紹介しようと思います。

※内容としては、私の体験談であり、個人の意見がメインとなっております。
ご理解の上、ご購読いただけると幸いです。

児童発達支援に通い始める

年中になっても減らない他害。

この時、療育センターの個別療育についてはすでに終了してしまい、
四半期に一度の医師の診察のみになっていました。

このまま幼稚園生活を送って大丈夫なのか…

他害はなくなるのか…

などと心配になり、担当のケアマネージャーさんに相談をしました。

そして、児童発達支援(民間の療育施設)を勧められ、
幼稚園と併用して通うことに決めました。

これが結果として大正解でした。

児童発達支援(民間の療育)とは

児童発達支援とは、障害児通所支援の一つで、小学校就学前の6歳までの障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための制度です。日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供するなど障害児への支援を目的にしています。

引用:児童発達支援とは?サービスや費用、手続きの流れなど【専門家監修】|LITALICO発達ナビ

簡単に言うと、
障害がある子供の発達をサポートするための通園施設ですね。

私は子供が自立して社会生活を過ごすための習い事のように思っています。

児童発達支援で行われる支援

事業所によってタイプは様々で

保育園や幼稚園のように毎日通う通園タイプ
週に何回か通って支援を受けるタイプ

子供だけが通所するタイプ
親子で通所するタイプ

個別療育か集団療育か

このように事業所や個々の特性によって様々な療育・支援の選択肢があります。

長男は、週何回かの子供だけが通所するタイプの事業所に通いました。

具体的には(長男の場合)

  • 週に3~4日通所(契約によって日数は異なる)
  • 送迎をしてくれる
  • いつでも相談を聞いてくれる
  • 幼稚園等訪問支援をしてくれる

何か月かに1回の療育センターの診察とは違い
日常生活の一部として療育を受けることができます。

また、困りごとの相談もしやすいです。

実際に幼稚園に様子を見に行ってくれて
幼稚園の先生に支援方法をお話してくれたりと
とても手厚い支援が受けられます。

幼稚園での他害に悩んでいた我が家は
この支援に本当に助けられました。

児童発達支援に通うために必要なもの

では、児童発達支援に通うにはどうしたらよいのか。

「児童発達支援に通いたい!」
と思ったらすぐ通えるのもではなく

障害児通所受給者証が必要になります。

この受給者証は、各自治体によって発行されます。

発行には、医師の診断書や意見書など支援が必要であることを証明する書類等が必要です。

すでに療育センターで診察を受けているのであれば
担当の先生に診断書を書いてもらいましょう。

診断書を書いてもらうだけでもなかなか予約を取れない可能性もあるので
予約だけでも早めに取っておくと良いかもしれません。

※「通所受給者証の申請日から○ヵ月以内に発行されたもの」と指定がある場合もあります。
事前に確認の上、ご予約を取ってくださいね。

また、自治体によって必要な書類の種類は異なります。

必ずお住まいの自治体の福祉窓口またはホームページを確認してください。

詳しい手続きについては、別の投稿でご紹介したいと思います。

障害者手帳は必要?

障害者手帳(療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳)は
なくても大丈夫です。

長男も通所当初、手帳を持っていませんでしたが問題なく通えました。

すでにお持ちであれば、
医師の診断書がなくても障害者手帳で申請ができるのでお手続きに進んで良いと思います。

児童発達支援の対象は?

療育の観点から支援が必要であると認められた、
未就学の障害のある子どもが対象です。

診断名ついてない発達グレーでも通えるの?

障害の確定診断がなくても通えます。

むしろ、就学前のお子さんなので確定診断がついてないお子さんの方が多いのではないかと思います。

実際、長男も通所当初は自閉症の疑いと確定診断はついていませんでした。
(結構特性が見てわかるくらい出てたけど、診断名はなかなかつかず)

また、地域によって異なるとは思いますが
保護者が「療育に通わせたい!」
という意思をどれだけ伝えられるかもポイントだと思います。

というのも
実は、次男も児童発達支援に通っています。

次男は、発達グレーのもっとグレーくらいの発達具合。

診察の結果、医師からは療育はやらなくても大丈夫だと思うと言われました。

ただ、

日常生活で困りごとはある
療育に通った方がきっと次男のためになる

と私は感じていました。

長男が児童発達支援に通って成長した姿を実際に見ていたからかもしれません。

なので、
「少しでも次男のためになるのなら療育に通いたい」
と思いを伝えました。

その結果、

「お母さんが必要と思うなら、通いましょう」

と、私の意思を汲み取っていただき、診断書を書いていただくことができました。

通っていて、必要ないと思ったらやめればいいし
迷っているのであればぜひ通うことをおすすめします。

費用はかかるの?

結論、ほぼかかりません。

幼稚園等と同じで3歳以上であれば無償化の対象となります。

ありがたいですね。

※3歳未満から通うのであれば費用はかかりますが、
受給者証を取得することで国と自治体から利用料の9割が給付され、
1割の自己負担でサービスが受けられます。

参考:障害者福祉:障害児の利用者負担|厚生労働省

あとは、事業所にもよりますが、おやつ代などがかかることもあります。

実際に、我が家もおやつ代がかかりました。

ただ、かかるといっても格安で

ひと月、50円!!

高くても100~200円くらいだったと思います。

ほぼかかっていないレベルですよね。

息子たちの事業所では

キノコ狩り、さつまいも堀り、ミカン狩りなど
イベントごともプログラムにあったりします。

その際、別途費用が発生しましたが、高くても500円程度でした。

なので、お金のことは心配しなくても大丈夫だと思います。

まとめ

今の我が家は
児童発達支援のおかげで成り立っているといっても過言ではありません。

そのくらい、

通っていて良かった!

と感じています。

また、子供たち自身も通っている事業所が大好きで
彼らの居場所のようなところになっています。

私としても、
相談できる人が身近にできたことで気持ちが楽になりました。

もし、日常生活に困りごとがあるのであれば
児童発達支援に通うことで解消されるかもしれません。

子供のため、自分のためにご検討してみてくださいね。

最後までご購読いただきありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました