長男は4歳9か月の時、「自閉スペクトラム症」と診断されました。
診断されるまで、辛い経験もたくさんしてきましたし、
時間もとてもかかりました。
「療育は早いほうがいい」
本当にそう思います。
我が家は、私の知識不足や「大丈夫だろう」と
行動せずに様子を見ていたことで
療育機関と繋がるスタートが遅れてしまいました。
「もっと早く行動していれば」
「もっと早くから療育に通わせてあげていれば」
と、私はその時のことをとても後悔しております。
子育てってわからないことだらけですよね。
もちろん個人差もあるので、
必ずしも療育に通った方がいいとはいえませんが
通いたいけれどよくわからなくて不安…
という方もいると思います。
現に私がそうでした。
そんな方のあと一歩を踏み出すきっかけになりたいと思っています。
微力ではありますが、
私の経験が少しでもみなさんのお役に立てればと思い
自閉症の長男の生い立ちや特性をまとめました。
参考になれば幸いです。
【乳児期】こんな手のかからない子いないよ?
「こんな手のかからない子いないよ?」
長男が赤ちゃんの頃、私の母に言われた言葉です。
・夜泣きもしない
・人見知りもしない
・一人でも機嫌よく遊ぶ
・良く食べ、良く寝て、良く遊ぶ、健康児
私自身、育てやすい子だと思っていました。
4か月で首も座り、それからまもなく寝返りも成功。
ずり這いはせずに、8か月くらいでハイハイをしていました。
目も合うし、よく笑い、後追いもあったので、
発達に対し、特に何も気にしていませんでした。
むしろ、この時は育児は順調で「楽しいもの」だと感じていました。
【幼児期】マイペース?男の子だから?今思うと違和感だらけな幼児期
1歳前には歩くことをマスターした長男。
1歳の行事でもある一升餅では、背負ったまま歩くことも出来ていました。
「すごい!」
と身内からも褒められたりしていたことから
この時も育児は順調だと思っていました。
しかし、児童館など公共の場によく遊びに行くようになった頃、
「あれ?うちの子ってマイペースなのかな?」
「発達が少し遅いのかな?」
など、違和感を感じるようになりました。
他の子と比べて感じた長男の違和感
- 「お友達と遊ぶ」というより、「興味はおもちゃ」にある
- 一人遊びが多い
- 何かやってほしい時は私の手をひく(クレーン現象)
- くるくる回るのが好きなほうではあった
- ドミノとか積み木を良く並べていた
- 気に入らないことがあるとすぐ手が出る
- 逆さバイバイをしていた
当時、逆さバイバイに関しては自閉症特有のものだとは知らず、
「みんなと違うね」
位にしか思っていませんでした。
発語なし
また、発語も全くありませんでした。
しかし、1歳半の定期健診で医師からは
「これから話すようになると思うよ」
と言われていたし、周りからも
「男の子は遅いから」
「先生が大丈夫って言うなら心配することないよ」
と言われていたので、
成長すれば話すようになるだろうと思い、何もしていませんでした。
今思えば、この時周りの意見に同調せずに
自ら調べ、行動していれば良かったんだろうなと感じています。
※発語に関しては、2歳半くらいまでほとんどありませんでした。
3歳過ぎてからカタコトがやっと始まった感じでした。
保育園から受診のすすめ
次男の産前産後の時期、
長男は一時期ですが保育園に通わせていました。
そこで、園での生活を見ていて少し発達が遅れているのではないか
と園長先生と担任の先生からお話がありました。
主に指摘された内容はこちら
- 集団生活ができていない
- 切り替えが苦手
- こだわりが強い
- 言葉がだいぶ遅い
確かに、思い当たることだらけでしたし
乳児期と比べて育てづらさが際立っていました。
この時、2歳半くらいだったと思います。
普段関わっている先生からの言葉に背中を押され
市の発達相談に連絡することを決めました。
まとめ
今でも、当時の保育園の先生には心から感謝しています。
少しでもあれ?と思ったら、早めに受診の相談をした方が良いと思います。
なぜなら、初診を受けるまでにとても時間がかかるからです。
療育は必要か、必要ではないかで迷っているのなら
とりあえず相談だけでもしてみるといいと思います。
結果、療育は必要ないとなったらそれはそれでいいことですよね。
子供の成長はあっという間です。
私たち家族みたいに後悔しないように
早めの行動がおすすめです。
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