長男の発達に違和感を感じ始めたくらいから始まった他害。
幼稚園時代は特にひどく、本当に悩みました。
何度言っても伝わらない
相手のお友達、ご両親に申し訳ない気持ち…
そんな他害に悩んだ幼稚園時代の様子をまとめました。
※内容としては、私の体験談であり、個人の意見がメインとなっております。
ご理解の上、ご購読いただけると幸いです。
他害とは
他害とは、人や器物などを傷つける行為のことを言います。
長男の他害行為は、主に噛みつきでした。
- 自分のやっていることを邪魔されたり、注意される
- 近くにあったおもちゃをお友達が使った
- 自分の通りたかったところにお友達が立ち止まった
このような時に他害が起きてしまいました。
おそらく、長男は言葉が遅かったため
自分の気持ちを言葉で伝えることが出来ずに
他害へと繋がってしまったのだと思います。
毎日かかってくる電話
「今日は○○君を噛んでしまいました。」
「今日は○○ちゃんを噛んでしまいました。」
このような他害の報告が
年少の時は、毎日のように降園後、幼稚園から電話がかかってきました。
そして、相手のご家庭に謝罪の連絡をする日々…。
本当にあの頃は病んでいました…。
毎日毎日鳴る電話にノイローゼ気味になってしまい、
夕方になると気持ち悪くなったり
鳴ってもいない電話の呼び鈴が聞こえてきました。
しかも、だいたい他害をしてしまう相手って同じ子だったりするんですよね。
2日連続同じ相手に謝罪の連絡をしたときは
胃が痛くなりました。
他害をなくす方法
では、どのように他害に対応したのかですが…
結論から言うと、新たに療育施設(児童発達支援)に通い始めた事で、
他害が減っていきました。
長男が療育に通うことで成長したのはもちろんですが、
具体的には、療育施設(児童発達支援)の先生に他害をなくす方法を聞き、
自宅や幼稚園でも日々実践していきました。
他のお友達より小さな積み重ねが必要な長男。
日々の成功体験の積み重ねをすることが
他害を減らすための一番の近道でした。
では、具体的には何をしたかご紹介します。
できる限り他害をさせない環境を作る
まず、他害をさせないことが大事とのこと。
事前に止められるように
- どのような時に手が出てしまうのか理解すること
- すぐに止められる位置に大人がいること
これを意識しました。
そして、幼稚園の先生とも共有し、できる限り他害をさせない環境作りを心掛けました。
共感してあげる
長男にも他害をしてしまう理由があります。
その時に、まず共感してあげること。
「○○が嫌だったんだね。」
「○○だったから怒ったんだね。」
これがわかっていてもなかなか難しいんですけどね。
子供が人を傷つけてしまう恐怖から怒ってしまうこともありますが、
常に「共感」は意識しています。
どうすれば良いかを教えるような声掛け
嫌なことがあった際、他害ではなくどうすればいいかを教えました。
我が家は、基本的には大人を呼ぶこと(親や先生)
なぜなら、自分で解決しようとしても
相手の方がお口が達者なことがほとんどなので言い返されます。
そして、こっちはそれ以上言葉が出ずに他害へと繋がってしまうためです。
なんなら、ヒートアップしてもっと狂暴化してしまう恐れがあるため、
必ず何かあったら「せんせーい!」だよ!と
今でも言い聞かせています。
できたら褒める
他害ではなく、先生を呼べたり、お口で言えた時には
これでもか!ってくらい褒めます。
成功体験もできたうえに、たくさん褒められることで
自己肯定感も上がり、自信に繋がります。
精神的なストレスを減らすことも
他害をなくすことに非常に重要なことです。
まとめ
なかなか減らなかった他害。
長男自身も辛かったと思います。
- 自分にとったら嫌なことを伝えたいのに言葉が出ない
- 言葉以外の伝え方(他害)をすると注意される
- なんでわかってもらえないんだとストレスが溜まりまたくり返してしまう
適切な環境にしてあげる前は本当に悪循環でした。
私も、他害行為にばかり目がいってしまい、
そのことを叱ってばかりいたなと反省しています。
「○○が嫌だったんだね」
今でもこの言葉を言えるように日々意識しています。
また、民間療育に通い始めてから長男の成長は目に見えてわかりました。
そして、なんといっても長男自身がとてもイキイキしているように感じました。
あの時、民間療育に行くことを決め、
行動して本当に良かったと思っています。
もし今、日常生活に困りごとがあるのであれば、
民間療育に通うことで解決できるかもしれません。
お子様のためにも、ご自身のためにも検討してみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考になれば嬉しいです。
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